[感想など]第5話 荒ぶる季節の乙女どもよ。[ネタバレあり]

[感想など]第5話 荒ぶる季節の乙女どもよ。[ネタバレあり]

あらすじ

第5話「私を知らぬ間に変えたもの」

泉は新菜に相談を持ちかけた。

移動する電車の中、新菜は演出家の三枝 久を見つけ、

泉を彼氏だと偽り紹介する。

近くのカフェに入った二人、

そこで新菜は三枝との出会いを話し始める。

一方、百々子と話していた和紗は新菜について語るのだった。

「ただ、なんというか……菅原氏なら、納得しちゃうなって」

http://araoto-anime.com/story/ より引用

泉は新菜に和紗への非道発言に対する相談。

これっぽっちもしたくないってやつです。

新菜は電車に乗る人の少なさが気になる様子。

通勤通学はラッシュがつらいです。

それに対し、泉は水を得た魚のように解説を始めます。

電車が大好きで、乗客の傾向も読み切っています。

好きなものを語るのは楽しいからね。

饒舌になってしまい、泉はちょっと反省。

新菜も電車がなんとなく好きなのですって。

電車は人生を運ぶ箱。

いろんな目的を持った人が一つの箱の中に入って、
それぞれ違う場所を目指すのです。

泉はその話にテンションうなぎ登り。

今まで見た泉の中で一番たのしそう。

これは恋色の予感。

未だ語り続ける泉。

それを尻目に新菜は何かを発見。

演出家である、三枝です。

向かいの電車から降りようとしているようです。

未だ電車について語り続ける泉を連れて、
新菜は後を追うように電車を降ります。

新菜は三枝に直撃。

新菜は泉を彼氏だと言い、
三枝はお似合いだと残し、去っていきます。

何だこの奇妙な会話は…


新菜と泉が一緒に電車に乗るのを目にしてしまった和紗。

和紗は新菜の圧倒的な人間力の前に、
もし泉と付き合うことになっても納得してしまうと、
弱気な発言。

見た目だけじゃなく中身も圧倒的。

新菜といつも一緒にいるからこそ、理解している彼女の魅力。

新菜の前には和紗もありんこ程度。

神様って残酷なんだな…

そんな話をしている2人のそばを車が走り抜ける。

その中にはひと葉が。

ミロ先生の車です。

ひと葉は誘惑した理由をミロ先生に話し、
彼も理解はしてくれたようですが、
万一関係を持ったことがバレるようであれば社会的に抹殺。

例え、女子高生と関係を持つことが出来たとしても。

ミロ先生にはその関係には魅力がなく、
ひと葉のことも女子高生っぽくないと思っているようですが。

ひと葉はずっと混乱しているのです。

編集と繋がりができ、書籍を出せる可能性まで掴めた。

なのに自分の経験の無さからチャンスを他人に掠め取られた。

もうどうしたらいいか理解できない状態。

そこでミロ先生から提案があるようです。


新菜が少女の頃、三枝に言われました。

新菜が少女でなくなったら、新菜の魅力はもう届かないと。

11歳のとき、三枝との出会い。

劇団そよ風付きの演出家で、
フリーになってからも月イチで訪れていました。

そこで彼に主役に選出されたのは新菜。

周りからは不平不満。

そもそも彼女は劇団自体やる気がありませんでした。

稽古を抜け出して読書をするような。

ええ…

「主役を降りたいのなら、ここで僕を蹴って。

どうしても君がほしいんだ。僕の舞台に。」

やべえよやべえよ…


泉ドン引き。

それから三枝はプライベートでも、
食事や観劇にも連れて行ってくれました。

しかし、そこには何も問題がないのです。

三枝は、新菜には決して手を出さなかった。

変なおっさんであっても自分を見てくれるというのは、
嬉しいのかもしれませんね。

14歳になったとき、
世の男性に性の対象として見られるようになった新菜。

三枝と新菜は練習に熱が入り、三枝に新菜の手を掴まれたとき。

新菜は、三枝の手を取って自らの胸に当てます。

「三枝さんは、私としたくないの?」

新菜はずっと面倒を見てくれていた
三枝に好意を寄せるようになったのか。

それとも他の男性からは性の対象として見られているのに、
ずっと一緒にいる三枝へ魅力が伝わっていないと思ったのか。

この発言の本意はまだわからないですね…

「僕は君の少女性しか愛せない。」

君に一度手を出してしまえば、君はその瞬間から少女でなくなる。

今までと違う生き物になってしまう。」

三枝に必要なのは少女である新菜。

手を出すという行為の魅力以上に、
新菜の魅力を自ら削ぎ落とすことは三枝には不可能なのです。

周囲から見れば大人になった新菜の魅力は、
十分に受け入れられるもの。

しかし三枝には少女でなくなった新菜は不要。

「君は僕の手から羽ばたいていく。

僕は打ちひしがれ、この世界のどこかに新たな君の面影を探す。

それが僕たちにとってのハッピーエンドなんだ。」

すごい変わった性癖をお持ちで…

ワシが育てた、をしたいというより、
三枝は生粋のドMなんでしょうね。

天才と変態は紙一重なんですって。

この動力が逸材を見つける眼力なんでしょう。

泉のドン引きは止まらない。

話は戻って、泉の非道発言について。

「これっぽっちもしたくない」というのは、
好ましいことではないのです。

それは、相手に「全てを否定された気になるから」

例え、嫌いな相手でも不快になるでしょうから、
好きな相手に言われるようならダメージは多大です。

それは新菜の実体験も含まれているのですね…

泉に指摘され、新菜は珍しく不機嫌に。

泉、反省。

すぐに謝れる子はいい子です。

「和紗が好きになるのも、ちょっと分かる気がする。」

新菜の爆弾発言に壮大にむせる泉。

泉は和紗の好意をこれっぽっちも感じ取っていなかったようですね…

それこそ昔から一緒にいたから当然のものと思っていたのか。

戸惑いを隠せない泉。

ついには挙動や発言もおかしくなる始末。

泉はかわいいなあ。

新菜は泉の行動に爆笑。

少なからず彼に好感を抱いたようですね。


和紗と百々子は泉といた理由を明日聞いてみることに。

新菜は友達。

ずっと一緒に痛いからこそ、蟠りはないほうがいいのです。

和紗と別れた百々子。

そこに杉本からのメッセージが。

予備校を休んでいたことへの心配。

そして百々子の力になりたいと。


帰宅した和紗。

百々子にも言い出せなかったこと。

新菜が本気出したら、誰とでも出来る。

泉でも新菜だったら断らないだろう。

新菜なら相手が泉でも許せる、つまりwin-winの関係…

性のことが頭から離れなくて、
ネガティブな意見もどんどん湧いてきますね…

そんな和紗の独り言をバッチリ母親に聞かれてしまいました。

優しく息抜きに誘われました。

優しさが痛い。


今日は百々子と杉本がお出かけ。

映画に行くようです。

レストランの金額は2600円。

杉本は自分の奢りといい、百々子に1000円でいいと言いますが。

これは決して奢りではない。

メニュー換算でいえば、百々子が得したのは200円。

それなのにいつまでも恩着せがましく、
ネチネチと奢る奢らないを語り続ける杉本に、
百々子は嫌気を感じているようです。

「男って、こういうものなのか。」

百々子は父親がいないから、男性と出かける事自体初めて。

杉本は百々子に父親がいないと知って、
ちょっと素っ気ない対応。

こりゃだめだな!


和紗は家族と泉一家とのボーリング大会。

これは息抜きどころか…

むしろ気を休める時間などありません。

それは泉も同様。

新菜に、和紗から好意を寄せられていることを
聞いてしまいました。

はい、ガーター。


ジュースを取りに来た和紗の元に。

泉が現れます。

少し気まずそうにもしていますが、
カルピスにミルクを入れる和紗の所作に笑いが止まりません。

昔からの和紗のこだわりです。

カルピスがまろやかになるんですって。今度私もしよう。

泉はメロンソーダ。

昔から変わらない2人の関係。

お互い和んだこの空間であれば新菜について聞けるかも…

「変なやつだよなぁ。和紗のとこの部の菅原さん。」

急に泉から降って表れた新菜の話題が。

綺麗、というより変だというイメージが強いようです。

和紗はその発言に複雑な面持ち。

綺麗より変だというほうがダメージが大きいようです。

もう勝ち目がないじゃん。


百々子は帰りの電車。

大きなため息。

楽しさではなく、解放されたという気持ちに。

そこに杉本からのメッセージ。

弱みを打ち明けてくれて嬉しかった、信頼してくれたと。

つまりお父さんのこと。

そんなことで人を判断しないと言いますが。

百々子は一言。

「キモイ。」

本人が気にもしていないことを弱みとか、
信頼が確立したからとか、恩着せがましくてほんとうざいですね…


学校にて。

ミロ先生が階段の窓がある踊り場で、
生徒に質問を受けていますが、なぜか外を見ています。

そこにいるのはひと葉。

赤面していますが。

あろうことか、ひと葉がスカートをたくし上げています。

既のところで逃げ出したひと葉。


先日のチャットにて。

直接的な関係を持ってしまうと逮捕されしまう。

そこで観念的な関係をミロ先生は提案しました。

なかなか難易度の高い変態的提案をしてきたミロ先生。

パンツを見せるなんて小学生かよーってのがひと葉。

しかしミロ先生はその案を推します、

そこでひと葉が実践した結果。

「割と相当、すごい、ホントに相当ドキドキするし、

アイツ、相当ムカつく。」

パンツというのは小学生の頃はただの一枚の下着にしか
感じませんでしたが、年齢があがるにつれて(略)。


まだ新菜に泉のことを聞けていない和紗。

と、そこに偶然に新菜が。

和紗は質問を先延ばし。

すると新菜が、

「そういえば、典元くんも変なやつだよね。」

その話を聞き、なにも言わず立ち去る和紗。

なにかを感じ取った新菜。

「それは、誰にも気づかれず、

また自分でさえも気づかないうちに

静かに、密かに始まっています。

今までの細胞がゆっくりと入れ替わっていく。

それに最初に気づいたのは、あの昼下がり。

同じものを見て、同じ言葉を紡いだ

誰かと一つの感情を持てる喜びを、

あのとき、私は知ってしまったのだ。

もう、元の私には戻らない。

私を知らぬ間に変えたその感情は、こう呼ばれるだろう。

恋。」

り香は天城にレポートの返却。

誤字脱字の添削をしてくれました。国語の授業かな?

り香はあとで読んでほしいようですが、天城は読み進めます。

バラバラになったレポート。

拾い集める天城ですが、一枚のレポートに目が止まります。

「バカ… あんなに大きい声出さないでよ。

誰かに聞かれちゃうじゃないの。バカなんだから。

あんなに喜んじゃって。

ほんと、大バカなんだから…」


ということで荒乙5話でした。


ついにカップルが誕生。

これは想定通りではありますが、り香と天城くん。

り香はもう乙女になってしまいましたね。

最後の朗読シーンはぐっと来ました。

ダブルミーニングと言いますか、
り香にとっても、そして和紗にとっても
心を動かしたものだったと思います。

はたして和紗と新菜と泉。

どうなってしまうんでしょうか…


新菜の過去はかなり強烈でした…

三枝はロリコンとしての鑑。

あんな複雑な気持ちをずっと続けているのでしょうか。

新菜の心情がまだ明らかになっていないところもあるので、
次回以降も楽しみな展開となりました。


そしてミロ先生。

こいつもいい趣味してますね…

いい意味で国語教師っぽいといいますか、
観念的なものを提案するのはちょっとカッコいい。

私も平然とした顔であんな言葉言ってみたい。

ひと葉の恥じた顔がかわいかったです。


百々子、杉本はなんかこれ以上進歩するプロセスが
浮かんできませんね…

面倒くさい子は嫌われるという反面教師にしましょう。


次回は折返しの6話。

注目の回になりそうですね…

り香が天城と付き合ってどうなっていくのか。

ひと葉の観念的な行為をどう続けていくのか。

新菜・和紗・泉の関係は。

百々子は次を見つけて幸せになって…


ということでまた。



© 岡田麿里・絵本奈央・講談社/荒乙製作委員会

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