[本編まとめ]第3話 魔女の旅々[感想・考察]

[本編まとめ]第3話 魔女の旅々[感想・考察]

タイトル

花のように可憐な彼女・瓶詰めの幸せ

花のように可憐な彼女

枝葉が生い茂る森の中を飛ぶイレイナ。

抜けた先には美しい花畑が広がっていました。

「美しい花には棘がある。美しさは時として触れる者に牙を剥く事もある。」

花畑の中に1人の少女が佇んでいました。

彼女曰く、花と遊んで太陽の光を浴びているとか。

そんな彼女はイレイナにお願いをします。

「あなたが行く国に花束を届けてほしい」と。

イレイナはそのお願いを受けない理由もなく、快く受け入れるのでした。

その夜。

イレイナが到着した国の中に入ろうとすると、若い門番に止められます。

彼はイレイナが持っていた花束を見て、どこか怒りを露わにし始めたのです。

そんな彼に代わって初老の門番がイレイナの対応をすることに。

彼曰く、若い門番の妹が最近行方不明になったとのこと

また持たされた花には「毒」があり、国への持ち込みが禁止されていました。

イレイナがなんともなかったのは「魔女には無害」だから。

魔法を扱えない人間の心を狂わせる魔力が混ざっています。

そのせいで、虫が蜜に吸い寄せられるように花畑で養分になってしまうのです。

事情を知ったイレイナは門番に花束を渡し、門番は焼却炉に放り込むのでした。

イレイナが宿屋で日記を認めていた時、ニケの冒険譚を思い出します。

「奇妙な植物についての物語」

本来、植物は太陽の光を浴びて魔力を吐き出すもの。

しかしその花は突然変異をし、魔力を吸って自我を持って暴れ出した。

嫌な予感を感じたイレイナは翌日花畑へと向かいました。

するとそこには先日の若い門番が養分となりかけた姿があったのです。

彼がここにいたのは、妹がここにいると知ったから。

イレイナが持ってきた花束を包んだ上着は妹のものだったのです。

そしてその妹はすでに完全に養分となっていました。

彼もまた養分となり、他の人たちに花畑の美しさを伝播していくことを決心。

一方、イレイナは黙ってその場を立ち去ります。

空から見えるのは、花束を手に次々に人が花畑へと吸い寄せられる姿でした。

瓶詰めの幸せ

旅の最中、イレイナは1人の少年「エミル」に声をかけられます。

彼は「幸せ探しをしている」最中。

人や動物が幸せを感じた瞬間を幸せに変え、瓶の中に集めているのです。

そうしているのは「好きな子のために集めた宝物」だから。

その少年の話にイレイナは、昔読んだ1つの本の話を思い出します。

「病気で家から出られない妻のため、夫が旅をして綺麗な景色を複製して持ち帰る。」

その結末は覚えていないものの、エミルはそれが幸せだと信じて疑いません。

エミルが好きな子は使用人の「ニノ」

曰く、いつも暗い顔してるから元気づけたいとエミルは言います。

エミルの家はのどかな村の中の一番大きい村長の家。

彼はニノに昼食後に瓶を渡すとのこと。

そこでイレイナは半ば強引に昼食に誘われます。

使用人のニノは東の国の出身。

エミルは彼女を「父さんが拾ってきた」と言うのです。

一方、ニノは村長という名前に怯えを垣間見せます。

エミルが「命令」と言わなければ、プレゼントを受け取る素振りも見せませんでした。

そこに村長が登場。

彼はイレイナを見定めるようにじっと彼女の姿を眺めます。

そして昼食後に彼は言ったのです。

「ニノは高い金を出して買った奴隷だ」と。

数年前に妻が出ていき、家事をさせるため。

そして将来美人になることを見込んで

それについてエミルは知っているものの、全く気にしていません。

…と、ニノはポットを落としてしまい、村長に強く怒られてしまいます。

そんな彼にイレイナは杖を向けます。

…が、なんとか我慢をしてポットを魔法で元通りに。

イレイナの力を知った村長は粗暴な姿から様変わり。

そしてニノは感謝を告げ、今までにない表情を見せるのでした。

イレイナにいいところを取られて不満げなエミル。

そんな彼にプレゼントを送るように背中を押します。

その言葉で思い立ち、エミルはニノの前で瓶を開けます。

すると、ニノの前に広がったのはいろんな人の幸せの光景

外の世界は多くの幸せで満ちているのです。

「僕が君を幸せにする」と言い、エミルは涙を流すニノを優しく抱きしめるのでした。

エミルとニノと別れた後のこと。

イレイナは昔読んだ本の物語の結末を思い出します。

夫が見せた綺麗な景色は「身動きが出来ない妻を却って絶望させてしまった」

そして妻は懐にあったナイフを使い…

「人のためにしたことは正しいとは限らない。

優しさや美しさは時に残酷になる。」

イレイナはニノの行く末は知りません。

いや、知りたくもありませんでした。

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さいご

というわけで、魔女旅3話でした。


花のように可憐な彼女

今回は意外に考えさせられる2本の話でした。

というか、こういう展開が魔女旅の肝になってくるんでしょうか。

さっくりでありながら、じわじわ楽しめましたね。

どこか「キノの旅」を彷彿とさせてくれた気がします。

1話目は生きた花のお話。

誘き寄せていた少女も正体は花だったわけですね。

一番最初に始めたのが彼女だったんでしょうか。

そして人間を養分にして美しい花畑にする。

ラストがよかったですよね。

後味の悪さというか、丸く収まるわけでもない。

あくまでイレイナは旅をして日記を綴っているだけですからね。

2本目もそうですが、そこの問題を解決することが目的ではないわけで。

解決する力は十分に持ち合わせているでしょう。

最終的には旅日記がニケ以上の冒険譚になればいいな…

今回の花はニケも見たわけですよね。

意図せずにイレイナはニケの見たものを追うことになるのかも。


瓶詰めの幸せ

これまた残酷な話でした…

最初は家に招待した少女を監禁するのかと思いました。

村長が疚しいことを考えているのは確かなわけですからね!

ニノはサヤの妹かとも思いました。

…まあそれが違うという確証もないんですけど。

ニノは屋敷の中にしかない幸せしか感じられない。

いくらエミルが優しくても、結局はそこまでなわけですよね。

エミルの好意がなければ、ニノは少しは幸せに暮らせたのかも…

ほんの小さな希望として自由に幸せに暮らすニノの姿を待望したいです。


というわけで、また次回。


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