タイトル
王立セレステリア
アバン
フランの冒険譚①
立ち寄った国でイレイナが見つけたのは「フランの冒険譚」という本。
この本を記したフランは師匠の名前と同じどころか、顔まで酷似しています。
本を眺めつつ思い出したのは、半年前に立ち寄ったある国のこと。
それは遥か遠く離れた大きな国「王立セレステリア」でした。

Aパート
王立セレステリア①
王立セレステリアは大道芸から配送業者まで魔法使いが担っています。
彼らのおかげで街の住民、そして彼ら自身もみんな笑顔なのです。
そして見つけたのは「王立魔法学校」。
好奇心から足を踏み入れようとしますが、中は関係者以外立入禁止。
たとえ魔女のイレイナであっても、足を踏み入れることはできませんでした。
宿を探していると、イレイナの前に立ちはだかったのは2人の学校の生徒。
彼らは「何も聞かずについてきてほしい」とイレイナに言うのです。
イレイナはそれを断って去ろうとするも、多くの生徒が取り囲んでいました。
全員で協力してイレイナを捕まえようとする生徒たち。
イレイナは事情は掴めないものの、とりあえず彼らからの逃走を始めます。
地の利は生徒たちが上ながら、魔法を操る技術はイレイナのほうがダントツ。
それでも諦めない生徒たちをイレイナは徹底的に相手をするのでした。

そんなこんなでもう夕方。
生徒たちが疲れ果てている一方、イレイナはなんともありません。
「お疲れさまでした。」
そう声をかけたのは、生徒たちの教師である「フラン」でした。
彼女は課外授業と称し、イレイナを使って魔女の実力を見せつけたのです。

数年ぶりの再開を果たした2人は歓談を始めます。
フランが先生になったのは「国王に誘われた」から。
イレイナがこの国に来たと知ったのは「学校に入ろうとした」から。
そこで生徒たちを使って、訓練を兼ねてイレイナを探しだしたというわけ。
「優秀な魔女を相手にするのは最高の訓練になる。」
その言葉にイレイナは照れてしまうのでした。
フランはイレイナ母から話を聞き、イレイナが旅立ったことを知っていました。
そして尋ねるのは「旅人になろうと思った理由」。
「母親の影響か」と尋ねるフランですが、その理由は「ニケの冒険譚」。
それはフランも好きな本でした。
2人が好きなのは、最終回に当たる「魔女見習いフラウとの出会い」。
ニケはフラウと出会い、彼女を弟子にとって成長させました。
最後にニケはただの女性に戻り、フラウが新たな旅人になるという話。
その旅物語にフランは「懐かしい」と零します。
理由は「ニケに憧れて旅をしながら小説を書いていた」から。
しかしある時それを読み返した時、痛々しさに悶えてしまいました。
さらに旅行カバンに入れたままそのカバンを売ってしまったのです。
そんな彼女の懸念は「誰かに読まれているかもしれない」ということ。
フランはイレイナの旅日記にも期待をかけています。
そして「いつか土産話を聞かせてほしい」と笑顔で話すのでした。

Bパート
王立セレステリア②
翌日。
イレイナは生徒たちの特別講師を担うことに。
質問への返答を行ったり、魔法の指導をしたり。
イレイナは普段やることのない、誰かに何かを教えることを堪能したのでした

一日も終わりが近付き、フランが連れてきたのはお気に入りスポット。
翌日の朝にはイレイナも出立することとなり、物悲しさを覚え始めます。
イレイナが尋ねるのは「学校の生徒の進路」について。
彼らは配送業だけでなく、給料の少ない大道芸にも進路を定めています。
その理由は「好き」だから。
驚くイレイナですが、好きな旅をしているイレイナにも共通することなのです。
イレイナはこの国の魅力を存分に感じていました。
この国で見て出会うもの全てに心を動かされるのは、まさに旅そのもののよう。
目を細めるイレイナにフランは「好きな物」を尋ねます。
彼女は返答を「蝶と花」に誘導し、出立前に会うことを約束するのでした。

翌朝。
待ち合わせ場所にはフランが来る様子はありません。
先日のやり取りから、フランが花をくれるのだとイレイナは思っていました。
しかし、花はいつか枯れてしまうもの。
「別の国で同じ花を見たら、この国を思い出して悲しくなるかもしれない。」
悲しむことを嫌ったイレイナは見送りを待たずに国の外へと歩き出します。
すると、蝶々の形をした花びらが舞い散り始めたのです。
それをバラ撒いていたのはフランと生徒たちでした。
見送る側ができるのは「笑顔で送り出すこと」だけ。
お互い再会を約束し合って笑顔で別れを告げます。
そしてイレイナは次の国での出会いを期待して再び旅立つのでした。

Cパート
フランの冒険譚②
この国では「フランの冒険譚」は大人気。
カッコいい銅像も作られ、出店にはフランのグッズで溢れています。
「今度フラン先生に会ったときには、とても面白い土産話ができそうですね。」
イレイナはしみじみと思うのでした。

さいご
というわけで、旅々5話でした。
王立セレステリア
ここで先生と出会うことになるとは。
国王に誘われたのは、なにかこの国で偉業を成していたからなんですかね?
その辺りの話の展開も気になるところです。
そして気になったのは「イレイナママ」について。
これは彼女がニケである可能性もありそうですね…
彼女から話を聞いたからイレイナが旅に興味を抱いたと思ったのかと。
そしてフラウってのがフラン先生でしょうか。
そう考えると、あの帽子をくれたのも当時使ってたものなのかと。
魔女であったことはもう固いでしょうね。
この国でのエピソードは本当に良かったな…
立ち去ろうとするイレイナと、旅人のことをよく知っているフランの配慮。
2人ともが旅人の何たるかをよく知っているわけですね。
喜び悲しみの感情の動きが…ええな…
最後のイレイナの心からの満面の笑みが個人的にはとても嬉しかったです。
いつか生徒の今後の姿も見られたらいいな…特にオドコちゃん。
フランの冒険譚
フラン先生の黒歴史小説気になる…
国王大絶賛とは、余程中身がいいわけですね。
流行になっているのはこの国限定なんですかね。
土産話を聞いたフラン先生が身悶えする姿、はやく見たいな…
というわけで、また次回。
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