[感想・考察]第9話 魔王学院の不適合者[ネタバレあり]

[感想・考察]第9話 魔王学院の不適合者[ネタバレあり]

タイトル

9話 勇者学院の謎

アバン

共存の可能性

2000年前のこと。

アノスとカノンは王都ガイラディーテの前で対峙していました。

とはいえ、アノスは戦争を終わらせるために話をしにきただけなのです。

平和を望むのは人間だけでなく魔族も同じことだから。

アノスの言葉に葛藤し始めるカノン。

その考えを止めるように割り込んできたのは、カノンの師である「ジェルガ」

彼にとっては魔王を滅ぼすことこそ平和への第一歩なのです。

また、同胞や妻子の仇でもあるから。

魔法で兵士たちからの力を受け、ジェルガはパワーアップ。

そのままの勢いでアノスを殺さんと立ち向かいますが…

そんな彼の胸をアノスの腕が貫いてしまいます。

アノスも彼の憎しみは分かれども、人間もまたアノスの母を殺しているのです。

「興味があるならデルゾゲード城へ来い」とカノンに告げ、アノスは帰っていきます。

息絶え絶えのジェルダはカノンに「自ら魔王を撃退したと言え」と言います。

全ては民を安心させるために。

それでもカノンは魔王を討つことが平和へ近付くかに疑問を抱いています。

ジェルガはその悩みを全否定し、疑問を抱くことを絶とうとします。

その意思に触れたカノンは、民のもとへと向かうのでした。

一方、残されたジェルガは魔族に対する憎しみを絶やそうとしません。

「魔族を滅ぼすためにはこの身を失ってもいい」と。

Aパート

サーシャの弱点

朝寝坊し、足早に学院へと向かうサーシャ。

その最中、アノスとミーシャが登校している現場に直面します。

ミーシャは朝からアノス母にお弁当作りを教わっていたのです。

一緒に行きたかった様子を見せるサーシャ。

しかしミーシャが起こそうとも、サーシャは起きることはなかったのです。

朝に弱いサーシャに「次は起こしに行ってやる」とアノスは言うのでした。

臨時担任と学院交流

ミサとレイと合流し、学院へと到着。

エミリアに「有事」があったため、「メノウ・ヒストリア」が臨時で就任。

彼女は3回生の1組を担任している教員でもあります。

そんな彼女から3週間後の「交流授業」についてが話されます。

それは人間界の勇者学院である「アゼシオン」と行うことになるのです。

参加するのは3回生と、混沌の世代がいる1回生のみ。

今まで交流はほぼなかったものの、今回急に開催が決定したのです。

生徒たちが疑問を抱くのは「勇者」について。

それは3回生で学ぶ範囲のため、彼らには知識がありませんでした。

勇者とは「神話の時代に人間の軍を率いた英雄」のこと。

魔族の軍勢魔法「ガイズ」と似た魔法を扱っていたのです。

その説明にアノスは実際にその魔法を使用しながら説明します。

その魔法の名前は「アスラ」

「ガイズ」は配下に魔力を分ける魔法です。

それとは違い、「アスラ」は配下からリーダーに魔力を送る魔法なのです。

加え、「アスク」という魔法を使用する必要があります。

それは仲間の心を精神魔法へと変えることができます。

それによって、より強大な力を得られるというわけ。

ガイズが城を築いて防衛する一方、アスラはその城を落とすために使われます。 

学院試験ではガイズとアスラを使った対抗試験も行われるのです。

アノスがそれを知っているのは、以前に飽きるほど見ていたからなのでした。

実習

この時代、魔族の間では「勇者」というものを忘れられています。

そしてアノスが最も気になるのは「勇者学院」について。

2000年前は当然そんなものはなかったのです。

思い立ったアノスはミーシャたち4人に招集をかけます。

目的は「手加減なしの死なない程度の厳しい実習」を行うため。

実際にアノスが敵役となり、4人に立ち向かわせるのです。

…が、それぞれ立ち向かってもアノスから出てくるのはダメ出しばかり。

これを始めたのは、アノスが2000年前のカノンを思い出したから。

彼は人間でありながら、アノスの相手ができるほどの力の持ち主でした。

その名を次ぐのが対戦相手なら、並大抵の力では敵わないというわけ。

アノスに何度跳ね返されようと、ミーシャたちはアノスに立ち向かうのでした。

勇者学院の謎

実習を終え、アノスはメルヘイスとの会話。

アノスが殺したガイオスとイドルは無事蘇生完了。

その調査から、2000年前に乗っ取られていたことが明らかになりました。

つまり残り3人の七魔皇老も、アヴォスの手駒の可能性が大きいのです。

メルヘイスだけが根源を乗っ取られてなかったのは不明ではありますが…

それはともかく、今のメルへイスの懸念は「勇者学院との交流」

なぜなら「転生した勇者のための選抜クラスが存在している」から。

戦争中であればその疑問はありません。

…が、平和な今の時代にそれをする理由が定かではないのです。

結論、何らかの企みを持って作られた学院であるというわけなのです。

レイと元右腕

アノスはレイとともにデルゾゲードの宝物庫を訪れていました。

その目的は「レイに剣をプレゼントする」ため。

レイの目に1本の剣が止まりました。

それは「一意剣シグシェスタ」という魔剣。

刃は思うままに変化し、心を集中していなければ斬れないのです。

扱うのが難しい剣ですが、それを唯一使いこなせたのがアノスの元右腕。

彼もあらゆる剣を使いこなせたため、レイともよく似ているのです。

「彼と会う約束はしていたのか」というレイの問いにハッとさせられるアノス。

それは2000年前にカノンと交わした約束にありました。

「生まれ変わることがあるとするなら、その時は『友人』として…」

レイはありがたくシグシェスタを貰うのでした。

Bパート

1秒で十分

学院交流が近付いたある日。

生徒たちは朝からメノウに集められていました。

その目的は「王都ガイラリーテへ出発する」ため。

それぞれ引率なしの自らの足で目的地へと到着する必要があります。

移動期限は「10日」

それまでに到着できなければ、交流授業には参加することはできないのです。

というわけで出発。

それぞれが歩き出す中、サーシャたちはルートを模索中。

最短ルートを通れば1日あれば到着することの出来る距離です。

…が、そんな考えの時間を無駄にするアノスの言葉が出てきます。

「何を言っている、1秒で着く。」

アノスの転移魔法により、言葉通りに即ガイラリーテへ到着します。

ここは「以前」にも来たことがある場所だから。

時間を潰すため、それぞれ別々に行動を始めます。

アノスは「調べ事をする」と歩き出し、誘われたサーシャは同伴することに。

魔眼

目的地までの道中、アノスは賑やかな街の様子を眺めます。

2000年前とは違い、平和で人々の笑顔が絶えない場所となっていました。

そんなアノスの目的は「勇者学院の前調査」

サーシャは「問題を起こさないでほしい」と釘を刺します。

それもこれも実習の中でアノスに殺されそうになったから。

とはいえ、アノスが殺そうとしてもサーシャは死ぬことはありません。

なぜなら、彼女もアノスと同じ魔眼を持っているから。

お互いがお互いの魔眼を褒めたり、見つめ合いながらイチャイチャする2人。

サーシャの魔眼は相変わらず感情が高ぶると勝手に発動してしまいます。

それでもアノスにとっては自分のものよりも誠実で綺麗なのです。

「欲しいのならあげる」と言うサーシャにアノスは約束します。

「俺の目が届かぬ危機が訪れたなら、お前が代わりにその目で皆を守れ。」

サーシャはその代わりに「子ども扱いしないでほしい」と条件付け。

アノスはそれを了承し、サーシャは大喜びするのでした。

世話焼きエレオノール

学院へと到着し、当然のように無断で中に入ろうとするアノス。

そんな彼に注意を促すために声をかけてきた女子生徒がいました。

彼女は勇者学院アルクランイスカの3回生である「エレオノール・ビアンカ」

アノスは「勇者の伝承に興味がある」と言うと、中の案内をしてくれることに。

アルクランイスカは「あらゆる学問に精通する勇者を育てる」学院です。

校舎は2000年前の大戦で使われた王城を流用されています。

そこには勇者カノンの肖像画も飾られていました。

サーシャはそれとアノスをじっと見比べるのでした。

捻じ曲げられた歴史

そしてやってきた場所は「図書室」。

ここにアデシオン中から魔法に関する蔵書が集められているのです。

勇者の伝承を知る上で、エレオノールがおすすめしたのは1冊の本。

それには「カノンが暴虐の魔王を倒した伝承」について書かれているのです。

それに対してサーシャは怒りを露わにします。

なぜなら、カノンはアノスに倒された事実はないから。

むしろ、アノスが作った壁のおかげで世界に平和が訪れたのです。

しかしエレオノールは本に書かれていることこそ正しいと思っています。

つまり、人間界では都合のいいように歴史を操作されているというわけ。

それは「魔王を討ったことにしないと当時の人間は安心できない」からか。

アノスはエレオノールに「暴虐の魔王の名」について尋ねます。

彼女が答えた名前は「アヴォス・ディルヘヴィア」

ここでも魔界と同じように情報が操作されているのです。

ハズレの転生者

勇者学院には「ジェルガカノン」という選抜クラスがあります。

そこにはいろんな時代から転生した勇者が集められているのです。

その中で転生したカノンは「4人」

カノンは魔族に対抗するため、7つの根源を持っていました。

それらが別々の身体として転生し始めた可能性があるというわけ。

カノンの記憶を持って生まれれば、誤った歴史に異を唱えるはずです。

彼であれば歴史を正すであろうことはアノスがよく知っているから。

その話に割り込んできたのは2人の男子生徒でした。

カノンの第一根源の転生者「レドリアーノ・カノン・アゼスチェン」

そして第三根源の転生者「ラオス・カノン・ジルフォー」です。

2人は今の歴史こそが正しいと信じて疑おうとしません。

むしろ、「先祖の敗北を認められないのだ」と嘲笑するほど。

そんな彼らを前にアノスは結論づけます。

「彼らはカノンの生まれ変わりではなく、1つ以外はハズレ」なのだと。

それにラオスは怒り、力を見せようとアノスへと立ち向かいますが…

アノスはラオスを瞬き1つで軽くいなしてしまいます。

諦めようとしないラオスですが、レドリアーノの威圧を受けて引くしかありません。

アノスは去り際、レドリアーノに名前を尋ねられます。

名前を答えて去っていくアノスを鋭い目つきでレドリアーノは睨むのでした。

カノンの最期

エレオノールはいざこざが起きてしまったことを謝罪。

それとともにアノスの強さを目の当たりにしました。

一方、アノスはカノンの転生者に会えなかったことを残念がっていました。

そんな彼にエレオノールは意を決して伝えます。

「君の知っているカノンはもういない」と。

実はカノンは2000年前に殺されていたのです。

つまり根源があっても、かつての彼ではないのです。

アノスは「誰がカノンを殺したのか」エレオノールに問います。

2人の間に緊張が走り、エレオノールは重い口を開いて言うのでした。

「人間、だぞ。」

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さいご

というわけで、魔王学院9話でした。


共存の可能性

第3章が開幕したわけですね。

今回の重要となりそうな過去キャラはジェルガさんでしょう。

選抜クラスの名称として名前も残っているわけですし…

今の時代になっても魔王に対する憎しみは残っていそう。


サーシャの弱点

猫かな?

今回はどこかサーシャの出番が多くなりそうな予感がします。

大好きなキャラなのでいろんな姿を見せていってほしいものですね。


臨時担任と学院交流

やはりエミリア先生は…結局どうなったんでしょうね。

人間として王都で暮らしている可能性もあるかもしれない。

またアノスにやられるエミリア先生がみたいです。

新しい先生は3章ではそこまで出番はないかな?

キャラとしては尖った部分はまだ見えてはいませんが…


実習

こうやってアノス班が強化されていくわけですね。

ミーシャが独り立ちできるほどの力を得た姿は見るのが楽しみです。


勇者学院の謎

平和になった今でも魔族を全滅させようと考えていそうですよね。

闇の深さは計り知れない…


レイと元右腕

レイは転生した姿っぽいですけどね。

そうあってほしいという気持ちも強いです。

2000年経っても2人の絆は強いままなんやなって…


1秒で十分

これはチートですね…

逆に10日間も時間潰すのが大変そう。

もしかすると、毎晩自宅に帰って寝るのかもしれない。

ファンユニオンの子たちぐらい連れて行ってあげればいいのに…

それもアノスの試練なのか、はたまた。


魔眼

これはただのイチャイチャシーンなんでしょうか。

アノスがサーシャの見るものを共有できるようにしたような気が…

まあそうでなくても、サーシャが幸せそうにしていてよかったな…

最後の笑顔大好きです。


世話焼きエレオノール

これは間違いなくキーパーソンですね?

彼女がカノンの転生者の可能性まであるかと思いましたが。

今までにいないお姉さんキャラなので活躍は楽しみですね。


捻じ曲げられた歴史

これは仕方のないことなのかもしれない。

都合の悪い歴史をいいように書き換える人がいるのはドラクエで学びました。

カノンがいたらそれは防げたのかもしれませんが…


ハズレの転生者

容赦なくハズレって言っちゃうの好き。

第一はともかく、第三の小物感は半端なかったですね…

これは第二も第四も瞬きでやられそう。

レドリアーノのアノスへの憎しみは何から来るものだったのでしょう。

彼こそ魔族憎しなジェルガの転生者なのかな?


カノンの最期

カノンは仲間の裏切りにでもあったんでしょうか。

そう簡単にやられる人ではないと思っていましたが…

それをエレオノールが知っているのも気になるところ。

実際は公には隠蔽されていそうな話ですしね。

彼女がこっち側になってくれそうな雰囲気があるのは嬉しいですね。

たくさん活躍してほしいです。


というわけで、また次回。


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