[感想など]第0話 ロード・エルメロイII世の事件簿[ネタバレあり]

[感想など]第0話 ロード・エルメロイII世の事件簿[ネタバレあり]

あらすじ

時計塔の君主ロードのひとりであり現代魔術科の学部長、
ロード・エルメロイⅡ世は今日も個性豊かな生徒たちに向け授業を行う。

授業後に時計塔の会議を終えた彼は、権力闘争に明け暮れる君主たちに対して
悪態をつくが、それによる呪詛返しを食らってしまう。

その翌日、内弟子のグレイとの移動中、最近自室に寄り付いている野良猫が
車にはねられているのを目撃する。
それがロード・エルメロイⅡ世の命を狙ってのことであると気付いた彼は、
グレイ、フラット、スヴィンとともに犯人探しを開始する。

https://anime.elmelloi.com/story/?episode=0 より引用


物語は第四次聖杯戦争を生き抜いたウェイバー・ベルベットくん、
彼がロード・エルメロイII世として時計塔で
授業をしているところから始まります。

「Correspondence」、つまり「照応」がテーマ。

鏡は反射により実際の人間の姿と鏡に映った姿が「照応している」、
簡単に言えば自分が動いたら鏡の姿も動くってことですよね。

ある人に「悪魔」と名付ける、そのラベルを貼ったところで
その人自身に代わりはないけど、そのラベルとその人は照応しているため、
その人=悪魔と書き換えることができる。

鏡の場合だと映った姿を動かしたら自分も動くってことでしょうか。

その本質を書き換えようとすることが「呪詛」であり、
その技術が「魔術」なんですね…

グレイちゃん…かわいい子ですね…

ところ変わって授業を参観していた部長や講師からのねちねちタイム。

どうやらロード・エルメロイII世はお偉い連中にはよく思われていないよう。

今は亡きケイネス先生の奥さんであるソラウのお兄ちゃん、ブラム。

「ウェイバー・ベルベット」の言い方がかなりケイネス先生っぽいのは
演技的な部分である程度意識しているんでしょうかww

第四次聖杯戦争からは約10年が経過しており、
ケイネス先生の死後、教室を継いでロード・エルメロイII世となった模様。

経過年数的に言えばウェイバーくんはまだ20代後半ですが、
老けているようにも見えますね…苦労が絶えないのでしょう…

降霊科の講師であったケイネス先生とは違い、現代魔術科の講師を
しているようですがそこは反抗の部分はあったのでしょうか。

Zeroの劇中でも結構こき下ろされていましたしね…。

ロード・エルメロイII世であるのは義理の妹である、
ライネスちゃんが成人するまでの期間までのようで、
こうなった経緯はいろいろと背景があるのかもしれません。

はい、かわいい。

ライネスちゃんと内弟子のグレイちゃんとの間にも何かありそうな
雰囲気を漂わせていましたが、非常に気になるところ…。


研究室に度々入り込んでいた猫は
グレイちゃんが餌をあげちゃったからなんですよね。

グレイちゃんは誰にでも優しいいい子だ…

それにしても1人称が「拙」なの、つよくないですか?

ロード・エルメロイII世からは節々にウェイバーくんを感じますよね…

「バカ猫!」って言うところとか、いじっぱり、
自己研鑽をモットーにしているところ、あと一番大事なドジっ子属性。

ウェイバーくんを語る上で外せない要素です。

スヴィンくんがグレイちゃんがいい匂いって言っていましたが、
香水の部類ではなく、体臭そのものがいいんだと思うんですよ、絶対。


足の治療中にアッドが登場。

ウェイバーくんをめっちゃ嘲笑っていましたが、
どういうキャラなんでしょうね…

キャラとしても気になりますが、あの檻をグレイちゃんがどうやって
携帯しているのかにも気になりますね。マントの中に入れてるのは確かですが。

だらしないウェイバーくんのお世話をするグレイちゃん。

部屋においてるものを把握してるとか、
寝てるのを起こして顔拭いてあげるとか内弟子だったら当然なんでしょうか。

そして事故に遭った猫に対してのウェイバーくんの言葉。

「せめて私の目の届くところで事故に遭えばよかったのに」

この言葉の本位は一体何なのでしょうか。

ただ早期発見ならすぐに治療できたということなのか。

それを見たグレイちゃんが顔を背けたところにも何かある気がします…


事故に遭った猫を連れて自室に篭ったのをブラムは実験かと嘲りますが、
ライネスちゃんは猫に同情しただけだと平静。

ブラムは魔術師のくせに常人めいている、と反論しますが、
ライネスちゃんは誰もが魔術師は異常であり、
義兄は最も魔術師らしいと残し去っていく。

異常な人間にとっての異常は通常に成りえますからね。

ウェイバーくんは寝る間も着替える間も惜しんで猫にかかりきり。

しかし猫は助けられず、力不足を嘆き続ける。

彼にとって征服王との出会いはそれほどまでに大きかったのでしょう。

優秀な、力のあるマスターであれば最後まで共に戦うことができた。

その呪縛が人間らしい魔術師である今を生成しているんだと思います。


「土の上を歩いていることと、土の下で眠っていることに大した違いはない。
違いがあるとしたら眠ったはずなのに歩いているものだけ。」

グレイちゃんはウェイバーくんとは違い、死というものには関心がなく、
魔術師らしい思考を持っているのですね。

これは単に土の上を歩いている生物は、
睡眠から覚めたら再び歩き出せるということでしょうか。


そして作品の大きな謎であるひとつ。

ウェイバーくんはグレイちゃんの顔を見たくない。
そしてグレイちゃんはウェイバーくんに顔を嫌われているのは嬉しい。

これはグレイちゃんの生い立ちや、何故ウェイバーくんの内弟子になったか、
ということに関わってくるのだと思いますが、
明らかになっていくのがとても楽しみですね。


そして死んだ猫の声が聞こえるグレイちゃんによって、
ウェイバーくんの影と照応している猫を発見。

スヴィンとフラッドの協力で呪いの元凶である車を発見。

「車と車輪は流転する運命 循環の象徴
魔術的性質を与えウェイバーくんの影に呪いを伝染」

車と車輪は言わずもがなですね。車輪がなければ車は動けないです。

そこで車で猫を轢くことによって魔術的性質を与えることができる。

猫とウェイバーくんは飼う飼われるという関係で照応していて、
つまりそれは影であっても同じこと。

猫の影とウェイバーくんの影が照応しているからこそ、

猫の死の苦痛をウェイバーくんにも伝染させることができるんですね。

…なんかすごい話だけど納得はできます。


そしてグレイちゃんは死の領域に深く結びついているとのこと。

だから死はグレイちゃんにとって生という状態の境という認識に
ほかならないのでしょうか。

能力としてもっと掘り下げられていきそうですね。


犯人を見極めるために呪詛返しはしない、ってのは
すごくウェイバーくんらしいですね。すごく好きです。

ウェイバーくんが華麗に運転をしているのは
征服王の騎乗スキルを継承してるに違いない…まちがいない…!

スヴィン曰く、呪詛がウェイバーくんだけでなく、
呪いを送った本人にも伝染してると。

凄腕の魔術師ではなかったんでしょう。

それにしてもスヴィンとフラッドはかなり優秀ですね。

中世魔術も使いこなしている。

魔術師としては当然のスキルなのかもしれませんが、

いずれ師匠を追い越すんじゃないでしょうかね。

彼らの印象としては、
スヴィンは適当だけど頭脳派。
フラッドは肉体派だけどグレイたん一筋。
って感じですね…。


追いかけてた犯人が実行犯だけど真犯人ではないのは大体予想つきましたよね。

依頼人は苦虫噛み潰したような顔してたブラムさんとかでしょうか。

最初はウェイバーくんとライネスちゃんは
そこまで仲は良くないのかと思ってましたが、一応でも家族である以上
信頼関係はできているのですね、安心です。

ここでキーワード「ホワイダニット」。——Why done it?

推理モノでは不可欠な「動機」、コナンくんも動機は重要視してますから。

今回は猫が殺された動機は、ウェイバーくんが「ロード」であったから、
「ロード」であることに妬み嫉みであるが故に起こってしまったのですね。

猫は部屋に入らなかったら殺されなかった、犠牲になっただけ。

猫は救われた。

これはどちらが正解かは永遠に分からないですね…

判断材料の”事実”は積み重ねられるけど、それが”真実”とは言えない。

ウェイバーくんがグレイちゃんに手を差し伸べた。

グレイちゃん本人は「救われた」と言いますが、
またそれも真実かは分からないですね。

わけわかんねえなこれ…。

ウェイバーくんもそう思っているらしく、
在りし日のライダーに思いを馳せています。尊い。

聖杯戦争は勝つか負けるかの分かりやすい世界でしたからね。

というか、このシャツ着てるのやばくないですか?

初見で見てた時は声出ましたよ。

分からない方は『Fate/Zero』のご視聴をお勧めいたします…。

0話のタイトル「墓守と猫と魔術師」。

猫と魔術師は言わずもがなですが、墓守がグレイちゃんなんでしょうね。

There is no such thing as “truth”.

”真実”なんてない。

コナンくんが怒りそうな言葉ですけど、土壌が違いますから…。


というわけで0話でした。

もちろんこれ私は初見ではなく、昨年末に視聴しましたが、
何度見てもロード・エルメロイII世の魅力が詰まったいいお話だと思います。

流し見するにはちょっと難しいお話ですけど、
ちゃんと見る価値のあるアニメだと思いますね。

グレイちゃんが内弟子となった理由、なぜウェイバーくんはエルメロイ教室を
継いだのか、ライネスちゃんのお兄ちゃんへの真意など、
知りたいことはいっぱいあるので毎週楽しんで視聴したいですね。

この作品としては今年のGW期間にFate/Grand Orderでコラボイベントとして、
ライネスちゃんと謎を解く、「レディ・ライネスの事件簿」が行われましたが、
私は正直ちゃんと話覚えていないので、
キャラの魅力をもう一度理解するという意味で復習しておきたいと思います…。

次週も楽しみですね!

ではまた…。

次話あらすじ

冬木で行われた第四次聖杯戦争に参加し生き残った少年、
ウェイバー・ベルベット。

聖杯戦争から3年後、彼は自身の師ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの
義妹、ライネス・エルメロイ・アーチゾルテから
突然の招待を受ける。

多数の借金をしてまでエルメロイ教室を買い取った
ウェイバーに興味を持ったライネスは、彼にその理由を問い詰めるのだった。

ウェイバーが渋々と語り出したのは、
聖杯戦争後にバビロンを訪れた際の一幕。

イスカンダルの最期を看取ったとも言われるその街で
事件に巻き込まれた彼は、思いがけず級友メルヴィン・ウェインズとの
再会を果たす。

https://anime.elmelloi.com/story/?episode=1 より引用

© 三田誠・TYPE-MOON / LEMPC

ロード・エルメロイII世の事件簿カテゴリの最新記事