[感想など]第2話 ロード・エルメロイII世の事件簿[ネタバレあり]

[感想など]第2話 ロード・エルメロイII世の事件簿[ネタバレあり]

あらすじ

2話 七つの星と永遠の檻

ライネスとメルヴィンからロード・エルメロイⅡ世に

持ちかけられた難題――それはかつての彼の教え子、

メアリ・リル・ファーゴにまつわる事件だった。

メアリは天体科を統べるアニムスフィア家の一門、ファーゴ家の一人娘。

かつての恩師の力を必要としたメアリに応じ、

ファーゴ邸を訪れたロード・エルメロイⅡ世とグレイが目にしたのは、

メアリの父、アーネスト・ファーゴのバラバラ死体だった。

天体科の伝統から外れ、現代魔術の様相を呈しているという

犯行現場に対し、ロード・エルメロイⅡ世は解明に乗り出す。

https://anime.elmelloi.com/story/?episode=2 より引用

ロード・エルメロイII世の部屋を訪れたライネスとメルヴィン。

話によると、メアリ・リル・ファーゴについて。

彼女は天体科を統べるアニムスフィア家の一門、ファーゴ家の一人娘であり、
ロードの教え子でもあります。

彼女の父、アーネスト氏が自宅でバラバラ死体となり発見されたとのこと。

既に幾人もの魔術師が匙を投げており、
今回ロードに話が回ってきたということ。

借金持ちのロードにとってこれは美味しい話。

ファーゴ家はお金持ち、
メアリからは多額の謝礼がもらえるかもしれません。

ぐちぐちと文句を言いながらもグレイとともに現場に向かいます。


ファーゴ邸に到着。

まず最初にロードは建物の屋根に注目。

このドーム状の屋根を持つ建物を「ロタンダ」といい、
屋根は空を意味し、建物内は大地を表す。

つまりあの屋根が一つの世界を象っているのです。

主人はさしづめ世界の神。

魔術師の家としては家でさえ意味づけるのは当然のことなのでしょう。

そんな分かりやすいことでありながら匙を投げた魔術師に疑問符。

複雑な事象が絡まっているのか。

中で迎えられたのはメイドの「クレア」

そして彼女が「メアリ」。

父親を亡くしたことにショックを受けていますが、
ロードは、

「魔術師ならば困難なときこそ冷静であらねばならない」

と諭し落ち着けます。

早速事情を聞こうとしたところ、男性が入ってきます。

彼はアーネスト氏の友人で、共同研究者である、
「フェルナンド・李」。降霊術師です。

降霊術でアーネスト氏を呼び出そうとしたようですが、
結界のせいで無理だったようです。

その話にいちゃもんを付けながら入ってきたチャラい男性。

彼はアーネスト氏の甥「アレック」

大金を借りていたようで、クレア曰く当日も館を訪れていたようです。

クレアが口を挟んだのが気に食わず、詰め寄るアレック。

すんでのところで止めに入るメアリ。

事件当日の夜に館にいたのはここにいた4人。

容疑者です。

お次は現場確認。

アーネスト氏の遺体はドアの向こうの5箇所。

それに別の2箇所の計7箇所に置かれていました。

天体を利用した魔術に適した通路の構造。

ロードは「七大惑星」であると確信しているようです。

七つの星々が人体の各パーツに対応しているということです。

そのパーツの置き方で、術師がどういう意図で置いたかわかると。

奇妙なものです。

しかし彼らも、また匙を投げた魔術師も天体科は熟知しています。

百も承知、それでも解けない謎がこの扉の奥に。

扉は結界を覆い、発見当時のまま保存されています。

ロードが現場を確認。

そしてそれに納得。

フェルナンド氏は、各パーツの置き方が伝統のどれにも当てはまらない、
現代の魔術である
と言い切ります。

そのために現代魔術科のであるロードにお声がかかったわけですね。


グレイ曰く、この建物は檻のようで息が詰まると。

ロードはグレイがそう表現するのは言い得て妙だと言います。

どういうことなんだろう…

ここで状況を整理。

事件当日は強力な結界のせいで外部犯の線は薄い。

フェルナンドは研究成果

アレックは財産

メアリは研究成果も財産も相続できる

と、だれにも動機があります。

またクレアにも動機があると話すロード。

アレックに詰め寄った際のクレアの反応。

咄嗟の反応が遅れたことから、主人からの虐待を受けていると言います。

またそれについてメアリも承知であると。

魔術師にとって子は所有物であり、止めることも叶わない。

それ故、クレアとしてもアーネストがいなくなるのは本望でしょう。

魔術師に対して「ハウダニット」、どうやったかを求めるのではなく、

「ホワイダニット」、動機を求めるのが解決への何よりの近道なのです。

情報集めに向かう二人。

その二人を背後から見つめるフェルナンド。

彼の意図は一体。


当時アーネスト氏の健康状態は全く問題なく、
他人より若々しいとさえ言われていたようです。

そしてアーネスト氏が口にしていた言葉。

「根源にたどり着くには、人生は短すぎる。」

根源への到達はすべての魔術師の夢であり、
そのために魔術刻印を受け継がせ次の世代にその夢を託すのです。

しかし彼はあくまで、自分がその根源にたどり着きたかった。

それ故自殺はありえないと。

研究内容についてもそれに付随しており、
「永遠」という言葉を度々口にしていたとメアリは言います。

彼が求め続けていたのは「不変」

メアリもまたそれを疑いなく信じ続けていたと言います。

彼女がロードと出会うまでは。

「星々は古代においては不変のものだと思われてきた。

だがそうではないことを今の我々は知っている。

天体魔術の前提として長く信じられてきた天動説ですら、
17世紀に覆されたのは知っての通りだ。

そう、星の輝きすら永遠ではない。」

ロードの授業で語った言葉です。

不変なものなどどこにもないんです。

メアリはロードの授業が大好きだったんですね。


書庫で金になりそうな本を漁るアレック。

犯人探しなど興味がない模様。


もう少しのところなのに解けないロード。

ここでグレイが質問。

広間の問題についてです。ということでおさらい。

人体の各部位は7つの惑星に照応している。

火星なら頭、水星なら胸と腕、太陽なら心臓。

実際、広間には頭と胴体、首、腕、心臓。

書庫には骨と髪の毛。倉庫には足が配置されていました。

ここでセオリーが違うと言っていたのが、
広間の中心に心臓を配置していたこと。

このタイプの魔術は中心に魔術師がいて、
その周囲に礼装の役割を果たす品々が置かれることになる。

つまり心臓が魔術師の代わりということになるのかな…



アッドが言います。

「それじゃまるで死体が魔術を使ったみてーだな!」

ロードはハッとします。

と、そこにクレアが息を切らして大変だと言いに来ます。

アレックの死体。

そこでアッドが反応。

死霊の気配が残留しているようです。

人骨と髪の毛は、死の領域を司る土星の象徴

まだ土星の魔力が消えていなかった死霊を呼び出したと。

ネクロマンシー、降霊術です。

フェルナンド氏の研究が応用されているようです。

ロードは全てを悟ったようで中央広場に集まります。


ロードは話し始めます。

まず仕掛けられた魔術は「七大惑星」。

アニムスフィアの一門は、天体魔術を扱う際に天動説に従う。

それが伝統であり美学であり信念。

しかしそれを捻じ曲げてでも叶えたかった。

ロードが床を探ると仕掛けがあり姿を表します。

太陽を象徴する心臓は館の中心に。

そこから円状に水星の腕、金星の喉が続く。

その次は地球ですが、それに対応する人体のパーツがない。

対応するのは霊魂。

だから霊魂を収めた何かがここにあると踏んでいたわけですね。

と、突然それが光り始めます。

この館自体が、アーネスト氏を英霊にするための工房だったのです。

アーネストは命、血が足りないとメアリに襲いかかろうとします。

アーネストの儀式は不完全。

一門の伝統にない実験段階の技法で安定しない。

そして目指したのは単なる「延命」ではなく「不老不死」

そんなに簡単にできちゃたまったもんじゃない。

天と地を模して世界になぞらえた館のなかに、
「七大惑星」に象徴される、自分の肉体をばらまいたということです。

その館という宇宙と一体化し、永遠の存在となるつもりだった。

自分の身体を自分で切り刻んで置くというキチ行為…

もう救いようのないところまで行ってしまったアーネスト。

ロードはグレイに託し、他の者に下がっているよう言います。

巻き込まれないために。

対死霊用に特化した魔術礼装のようです。

鎌で切り刻みながら死霊を吸収し続けます。

かっこいいしかわいい。

あのアホ毛にあの髪型は一体なんなんだ……

そんなグレイの姿に目を背けるロード。


そののち…

ロードは実はメアリは術が失敗するのを知っていたのではないか、
いや、全貌を知らされていなくても類推する手段はいくらでもあった。

と話しますがまた、

その証拠など何処にもないし知りたいとも思わない、
しかしホワイダニットには興味があるとも言います。

そこでメアリは話し始めます。

もし永遠が実現すれば、メアリ自身もまた永遠に変わることを許されない。

この館という檻に一生縛られて。

だから永遠のものなど無いと証明したまでであると。

メアリを「七大惑星」の一部にすることも考えていたのでしょう。

「永遠のものなど無い。全ては変わりゆく。それは人も例外ではない。」

ようやく檻から解放された二人。


というわけでロード・エルメロイII世の事件簿2話でした。

ようやく本格的にはじまったというお話でしたね。

グレイを助手に添え、ロードが事件に挑む。

とてもワクワクする展開です。

ただしかし、難しい語彙が多く隅々まで理解するのは難しいですね…

魔術は平凡な私には馴染みのないものなので…


まず最初に出てきた「アニムスフィア家」。

私も全部Fateシリーズに触れてはいないですが、
この世界では馴染みのある家系ではありますね。

FGOにおけるカルデアの所長さんの一家です。


今回の鍵である「七大惑星」。

これはすごく複雑ですね。

今回は真ん中に術者が来るはずのテンプレートに当てはまらない術式。

実際はテンプレ通り術者であるアーネスト氏の
心臓があっただけなんですけど。

そういう意味では他の魔術師に応用は効かなかったんですね。

それ以外のパーツの置き方は惑星に照応したものを置く。

術式に込める意味合いによっても変わるみたいですが…

よくわかんない。

そしてフェルナンドとの共同研究ですが、
まさかアーネストがネクロマンシーを利用していたとは。

アレックくんはその犠牲になったのだ…

自分のパーツも死霊に置かせたんでしょうか。

さすがに自分じゃできないですよね…


そしてようやく来ました。グレイちゃんの戦闘シーン。

アッドを武器にしちゃいました。

魔力を吸収し、対死霊用のでかくなる鎌。

儚げな女の子がでかい武器を持つのは実によろしい。

彼女は一体何者なんだ…


今回もかなり目白押しでした。

ぼんやり展開を受け入れるだけなら苦労はないですが、
次回以降もしっかり視聴して理解したいと思います。


それではまた。


© 三田誠・TYPE-MOON / LEMPC

ロード・エルメロイII世の事件簿カテゴリの最新記事