[感想・考察]第29話 Re:ゼロから始める異世界生活[ネタバレあり]

[感想・考察]第29話 Re:ゼロから始める異世界生活[ネタバレあり]

タイトル

‐ 2nd season 29話 ‐親子

Aパート

元の日常と違和感

呆然とするスバルですが、父「夏木 賢一」からは容赦ないプロレス技が炸裂。

朝から父子で騒ぎ合っていると、朝食のために母「菜穂子」が呼びに来ます。

朝食でも相変わらずドタバタな夏木家。

そんな両親との朝食に、スバルは何の違和感も抱かずに過ごすのでした。

朝食を終えたスバルに対し、父は「学校に行く」ことを誘いますが…

引きこもりのスバルはそれを嫌がって自室のベッドへと逆戻り。

そんなときスバルの身体に異変が発生

スバルはその異変に疑問を抱きつつも、自室にある時計を見つめます。

時刻は7時59分から8時00分に。

その瞬間に肩を撫で下ろし「学校には間に合わない」と理由をつけて出席を断念

そこでスバルの身体に再び異変が発生し、悶え苦しむのでした。

父と息子

スバルの部屋にやってきたのは賢一。

彼は突然に「好きな子がいるか」とスバルに質問。

加えて、親子トークをするためにスバルを外へと連れ出します。

人気者な賢一は道行く多くの人と会話していました。

その会話の中では「失業」を指摘されていたようですが…

そんな時に出会ったのが知り合いの老人。

彼は賢一とスバルに「月曜日に親子が出歩いている理由」を質問。

そこで三度スバルの身体に異変が発生してしまうのでした。

一息つこうとするも、スバルの体調はいまだ戻ることはありません。

ですが、体調不良の理由をスバルは全く察することが出来ないのです。

そんな彼に再び「好きな子」について質問をする賢一。

質問にうんざりするスバルですが、頭の中にスバルを呼ぶ少女の声が。

誰かもわからない少女の声に疑問を抱くスバル。

それでも賢一は「好きな子」について質問をし続けます。

ですが、スバルはその質問の意図が「学校へ行かない理由」であることを察していました。

賢一の質問の真意はまさにその通り。

しかし、彼はスバルが必ずしも学校へ行かないことは望んでいません。

それでも質問したのは「スバルの今朝の面構えがマシに見えた」から。

スバルとしてはこの引きこもりの現状維持を望んでいます。

…が、そんな発想をする彼に4度目の身体の異変が。

それだけでなく、再び少女の声がスバルに届きます。

「大変だったね…」

少女の声がスバルに届くにつれ、ようやくスバルは思い出します。

転生後の記憶と彼女が「エミリア」であることを。

そして涙を拭ってスバルは賢一の問いに答えるのでした。

「好きな子出来たから、俺はもう大丈夫だ。」

Bパート

過去と未来

スバルは今までのことをすべて思い出しました。

スバルが引きこもったのは「両親に自分の弱さを叩きつけてほしかった」から。

「現実を突きつけられることで全てを諦めたかった」から。

昔のスバルはなんでも器用にこなし、あらゆる場面で1番を取っていました。

そんな彼に周囲からは「やっぱり賢一の子だ」と褒めていたのです。

しかし年を追うごとに他人に負け始めてしまったスバル。

彼は次に他人を笑わせることだけを考え始めたのです。

他人を失望させないために過激なことにまで手を出し始めた。

そのうちにスバルの周りからは誰もいなくなってしまったのです。

スバルが気付いたのは「自分が特別な人間ではない」こと。

それからは目立たずに中学を過ごしたものの、転機となったのは高校入学。

盛大な高校デビューに失敗し、そのまま不登校になっていったのです。

それでも両親は今までと変わらずにスバルに接し続けた。

いまだ諦めさせてくれない両親に恐怖を抱いていたのです。

そんな彼を再び立ち上がらせてくれたのはレムの想いでした。

スバルの「両親に嫌われようとする方法」に賢一は喝。

登校拒否程度では親は子を見捨てるはずはないのです。

とはいえ、スバルはもう立ち直ることが出来ました。

そうなれたのは「ナツキスバルを好きと言った子たちがいた」から。

賢一の子ではなく、自分がナツキスバルであると知ったのです。

そんなスバルに父が望むのは「これからのスバルの姿」

「将来長男として養ってもらう」ことが賢一の望みなのです。

しかしスバルはその言葉に涙と謝罪が絶えることがありません。

なぜなら「恩返しできずにもう会えなくなってしまった」から。

母と息子

散歩を続ける賢一と別れて先に家へと戻るスバル。

そんな彼に賢一はエールを送ります。

スバルはその期待に答えることを宣言するのでした。

家へと戻ったスバルは3ヶ月ぶりの学生服を着用。

そして出発前に菜穂子に挨拶。

彼女は登校を明日に先送りにしようと提案します。

…が、自称「他人に厳しく自分に甘い」スバルの意思は変わりません。

「本当にそんな子だったらお母さんはこんなに苦労しなかったのにね。」

菜穂子は途中までスバルの登校に同伴することに。

スバルと賢一のやり取りを聞く中で、菜穂子はスバルの心境の変化を知り始めます。

多趣味な賢一に影響され、スバルも多くのものに触れてきました。

ですが、そのせいで1番を取れない苦しみを多く感じてもいた。

そんな彼の心の内を知っていたのは菜穂子が母親だから。

しかし、親として全てのことにスバルに手を貸すことは出来なかった。

思い悩むスバルに手を貸してくれた人こそエミリアやレムだったのです。

それでも今のスバルでは彼女たちには釣り合いません。

そこで2人を手にしてから自分の価値を積み上げようというわけ。

菜穂子はしみじみとスバルが賢一の子であると認識します。

スバルはそこにコンプレックスを抱き続けていました。

不安を抱いていたスバルですが、菜穂子の言葉がそれを取り払います。

「半分はお母さんだから、お父さんの半分カッコよくなればいい

残り半分がスバルになったらいい。」

ついに分かれ道。

去っていく菜穂子にスバルは声を掛けます。

もうずっと会えなくなってしまうこと。

もう賢一と菜穂子の子どもが嫌だと思わないこと。

もう自分を嫌いになることをしたくないこと。

思い詰めるスバルを菜穂子は優しく諭します。

スバルのお母さんとして何が言いたいか分かっていると。

優しい母に恩返しすることができなかったことに涙するスバル。

ですが、菜穂子は「スバルに何かしてあげたいから産んだ」のです。

いちばん大事なのは過程ではなく最後。

その言葉の真意を見つけることを菜穂子はスバルに宿題として与えるのでした。

笑顔で別れを告げて歩き出すスバル。

最後に菜穂子は笑顔で、

「行ってらっしゃい。」

彼女の姿にスバルは転生前の外出時のことを思い出します。

そのときも母には「行ってらっしゃい」で送り出されていました。

ですが、スバルはその言葉を無視してしまったのです。

だから今度は笑顔で、

「行ってきます。」

魔女

スバルは菜穂子と別れ、意を決して教室へと足を踏み入れます。

そこに待っていたのはエキドナでした。

「自分の過去と向き合う時間は君に何をもたらしたかな?

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さいご

というわけで、リゼロ29話でした。


元の日常と違和感

この家族の日常風景は賑やかで楽しそうですね。

ツッコミ役がスバルしかいないからめちゃくちゃ大変そうですけどね…

スバルママはスバル以上に鋭い目つきしてるんですね。

あの目つきであの穏やかな声と口調ってのがぶっ刺さりました。

目つきが悪いのに優しさしか感じないんですよね。

とはいえ、この辺りのシーンはどうなってるのか全然分かりませんでしたね。

時間のシーンでちょっとずつ察し始めた感じですか。


父と息子

パパはともかく、レムの言葉の辺りからは目に来ました。

スバルの過去を知ることで最高の言葉がよりよく見えるんですよね。

その部分もレムはお見通しだったのか、さすがすぎる。

やっぱりレムがメインヒロインなのでは?


過去と未来

パパは何でも出来る万能自由人って感じなんでしょうか。

平凡なスバルには彼と並ぶことは出来なかったわけですね。

そう考えるとスバルのかわいそうな部分も見えてきます…

最後の「養ってもらう」の言葉は私にはかなり効きました。

トラックに引かれたスバルに養ってもらうことは出来ないんやなって…

スバルの転生後の元の世界の様子は…もう知りたくもありません。


母と息子

家に帰るときにママと話す時間を作るために遠回りするパパはカッコいい。

無神経な人かと思いましたが、ここだけは人の良さが見えましたね。

現実では叶わないやり取りということで、ここからずっと目頭が熱かったです。

スバル本人が知らないスバルのことも知っているんですよね。

やっぱり子どものことはママがよく見ているんやなって。

そして最後の「行ってらっしゃい」。

現実の転生前のシーンが出てくるのはズルい。

現実では出来なかったことをこの空間でなんとか達成した。

その達成感と、相手が本当のママではないという寂しさが…

この辺りは考えすぎると胸が張り裂けてしまいそうになります…


魔女

前回冒頭でのアレがここに繋がっていたというわけですね。

ということは、これが聖域の試練の1つなんでしょうか。

エミリアも同じようなことをやっているのかな?

エキドナさんのスバルへの個人的興味のようにも感じますが。

とはいえ、スバルにとってはこの時間は益だったでしょう。


今回は話を追っていく中でかなり重要な話だと感じました。

長くリゼロを楽しんできたからこそ胸に響く回でした。

合間のCMも全くなく、18話を想起させるような話の作りでしたしね。

今回が次回以降にどう影響していくのか、とても楽しみです。


というわけで、また次回。


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http://re-zero-anime.jp/tv/

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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